ネイチャーサービス、国立公園4箇所のドローン映像を無償提供開始
〜環境省の事業として、訪日外国人に日本の国立公園の魅力を発信〜
特定非営利活動法人Nature Service(所在地: 埼玉県坂戸市。読み:ネイチャーサービス。以下、「Nature Service」)は、4月23日より、阿寒摩周国立公園、十和田八幡平国立公園、日光国立公園、慶良間諸島国立公園の4箇所のドローン空撮映像の無償提供を始める。
誰もが、無償でダウンロードでき、営利・非営利を問わず活用できる。映像は、無編集の生データで、Nature Serviceのウェブサイト「Nature Service Archives」( https://archives.natureservice.jp/ )からダウンロード可能。
これは、2017年度環境省の「国立公園満喫プロジェクト」の請負業務の一環として実施されたもの。
政府は、2020年の訪日外国人旅行者数を4,000万人とする「明日の日本を支える観光ビジョン」の施策に取り組んでいる。環境省は、この観光ビジョンの10の施策のひとつとして、国立公園の「ナショナルパーク」としてのブランド化を目指し、8か所の国立公園で、「国立公園ステップアッププログラム2020」を策定した。
プログラムでは、2020年までに訪日外国人の国立公園利用者数を1,000万人にする目標を掲げている。訪日外国人を惹きつける取り組みのひとつとして、外国人に日本の国立公園の魅力を伝え、日本の自然環境をツーリズムに活かしていく必要性から、この度、ネイチャーサービスが受託し、国立公園のドローン空撮に至った。
2018年度は引き続き、伊勢志摩国立公園、大山隠岐国立公園、阿蘇くじゅう国立公園、霧島錦江湾国立公園の撮影を行う予定。
Nature Service共同代表理事の赤堀哲也は「日本の国立公園の素晴らしさをより多くの外国人の知ってもらい、日本を訪れてもらえたら嬉しい。今回、4箇所の撮影を行い、日本の自然の素晴らしさを改めて発見した。自然観光資源を日本人だけなく訪日外国人観光客の誘致に活用してもらいたい。」としている。
Nature Serviceは美しい自然の素晴らしさを広く世の中に普及するため、2015年から、伊豆諸島や長野、北海道、青森など、日本各地の映像をドローンで空撮し、自然の映像(静止画及び動画)を「Nature Service Archives」で公開してきた。これまでテレビ等の依頼に応じて、映像を提供し、国内外のテレビ局等で映像が利用されている。
Nature Serviceでは、環境省からの依頼で撮影するものの他、今後も国内外の素晴らしい自然を無償で撮影していく予定とし、撮影依頼を随時受け付けている。
※無償での撮影に際しては審査があり、年間の対応件数には限りがある。
【無償提供 画像 / 映像 について】
撮影地:阿寒摩周国立公園、十和田八幡平国立公園、日光国立公園、慶良間諸島国立公園
撮影日:2017年10月〜2018年3月
撮影機材: DJI社 INSPIRE 2 など
カメラ: DJI社 Zenmuse X5S など
利用方法:ウェブサイト https://archives.natureservice.jp/ より利用目的等を記載して申請のこと。
利用に際して:「Nature Service」提供であることもしくはロゴマークを映像使用箇所にクレジット表記。
【Nature Serviveについて】
Web: http://www.natureservice.jp/
Nature Serviceは、2013年に「自然に入ることを、もっと自然に」をミッションに設立。「よそ者の視点」から地方に眠る自然体験創出のきっかけを発掘している。
自社メディア「NATURES.」では200以上の自然体験関連の記事を公開しており、人が自然に入る機会を増やす試みを続けている。伊豆諸島全島をドローンで撮影制覇する企画を自社メディア「NATURES.」で発信したり、長野県信濃町やすらぎの森オートキャンプ場の再生事業を行っている。